ビットコインウォレットの一つであるOrdinals Walletは、ビットコインNFTやBRC20-トークンの売買や管理を行うために必要なウォレットです。
Ordinals（ビットコインNFT）やBRC20-トークンはビットコイン上に構築されているトークンであり、支払いはすべてビットコイン（BTC）で決済されます。
今回はOrdinals Walletの作成からOrdinals WalletにBTC入金までを分かりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
Ordinals（オーディナルズ）とは何か？
まず、Ordinals（オーディナルズ）が何か？
理解しておくとOrdinals Walletの作成の意味とBTCを入金しておく必要性について理解が深まると思います。
デジタルアーティファクトとは？
そもそも、NFTと言えばイーサリアム上で作成されるNFT（ノンファンジブルトークン）のことですが、2023年にOrdinalsプロトコルの台頭でイーサリアム同様にビットコイン上でもNFTが発行できるようになりました。
Ordinalsの特徴は画像データやテキストデータをビットコインブロックチェーン上に直接書き込めることです。
また、イーサリアムでは”NFT“と呼ばれていますが、Ordinalsでは”デジタルアーティファクト“と呼ばれています。
一言でいうと、OrdinalsはビットコインのNFT
トークン規格の違い
トークン規格もOrdinalsでは”BRC-20“です。イーサリアム規格であるERC-20と似ていますがまったくの別物として扱われています。
支払い方法にも違いがあり、Ordinalsはすべてビットコインで決済されることも特徴の一つです。
Ordinalsについて詳しく知りたい人はこちらの「Ordinalsって何？ビットコインNFTについて解説」をご覧ください。
※2023年1月にOrdinals ProtocolでOrdinals（ビットコインNFT）の新規発行ができるようになり、3月には匿名のDomo氏による実験的な開発からBRC-20トークン規格が誕生しています。
PWA（プログレッシブウェブアプリ）
Ordinals WalletはPWAを採用していますが、PWAとはいったい何なのでしょうか？
アプリは通常App StoreやGooglePlay Storeでインストールしたのち、iOSやAndoroidの環境下で使用されるものですが、PWAはアプリストアからインストールするのではなくウェブサイトからインストールします。
PWAのメリットはアプリをインストールせずにアプリ感覚で同じような操作を実行できることです。
スマホ同様にホーム画面からアクセスできるので違和感なく使うことができます。
Ordinals Walletの役割
Ordinals Walletを作成することでどのようなメリットがあるのか？特徴を見ていきましょう。
- BRC-20トークンやビットコインNFTの保管や転送ができる
- Ordinals Walletからマーケットプレイスにアクセスできる
- インスクライブ（新規発行）できる
最も大きな役割の一つとしてOrdinals WalletはBRC-20トークンやOrdinals（ビットコインNFT）の保管や転送ができることです。もちろんビットコイン（BTC）の送受信もできます。
また、作成したOrdinalsウォレットから直にマーケットプレイスにアクセスできるので欲しいNFTやトークンをすぐに探せて買えることもOrdinals Walletならではのメリットです。
さらに、Ordinals Walletは簡単な手順で画像データをブロックチェーン上にインスクライブ（新規発行）することができます。
Ordinals Walletはビットコイン専用ウォレットなのでビットコイン（BTC）やBRC-20トークン、Ordinals（ビットコインNFT）以外の管理はできないので注意してください。
注意 Ordinals Walletにイーサリアム系のトークンを転送すると消滅する恐れがあるので注意してください。
Ordinals Walletの作り方
それでは早速、Ordinals Walletの作り方を解説していきます。
1.CONNECTをクリック
OrdinalsWallet公式サイトへ移動したら右上にあるCONNECTをクリックしてください。
2.Create new Walletをクリック
Wallet作成画面になるのでCreate new Wallet「新規で作成」をクリックします。
ウォレットを復元する時には「restore」から復元できます。
3.PassWordを入力
パスワードを入力します。
パスワードは確認のため再度入力します。
4.Recovery Phraseを保管
続いて、12個の英単語が表示されるので1番～12番の番号順にしっかりメモ（記録）してください。
この英単語はリカバリーフレーズやパスフレーズと呼ばれており、ウォレットを復元する際には必ず必要になります。
紛失した場合ウォレットの復元はほぼ不可能になるので、必ず資産投入前にシードフレーズの管理確認をしておきましょう。
CHECKシードフレーズを管理する1番安全な方法はオフラインで記録して自分だけが知っている場所に保管しておくことです。
5.Test
下図はシードフレーズのコピーがしっかりとれているかのテスト（確認）です。
指定された３、6、9、12番に先ほどのシードフレーズを入力していきます。
6.Success
入力した単語がすべて正解している場合には下図のようにSuccess「成功」と表示されます。
以上でOrdinalsWalletの作成は完了です。
ビットコイン（BTC）をOrdinals Walletに入金する方法
続いて、ビットコイン（BTC）をWalletに入金する方法を解説していきます。
正直Ordinals Walletの受け取りアドレスに取引所からBTCを送金しましょう…と言いたいのですが、アドレスがbc~から始まるウォレット（Ordinals WalletやUnisat Wallet）に国内取引所から直接ビットコイン（BTC）を送金することができません。
が……同じビットコインウォレットであるXverse WalletかLeather Wallet（旧Hirowallet）を経由して送金すればOrdinals WalletにBTCを入金することができます。
Xverse Walletの作成方法はこちらの「Xverse Walletの作成とBTCを入金する方法」をご覧ください。
今回はXverse Wallet経由でOrdinals WalletにBTCを送金する方法を解説します。
現在、GMOコインのみがbc~Walletに対応していますが、今後どうなるか分からないのでこの手順でしっかり覚えておきましょう。
※特定の取引所を利用しなくてもXverse Walletを経由することでbc~アドレス（Ordinals Walletやunisat Wallet）にBTCを送金することができます。
ここではBTCの出金手数料が無料（0.01BTC～）で利用できるBITPOINTからBTCを送金する方法を解説していきます。
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① 購入したBTCをXverse walletへ送金する
BITPOINTでBTCを購入できたらXverse Walletに送金し、Xverse WalletからOrdinals WalletへBTCを送金します。
最終的にOrdinals WalletへBTCを送金できればOKです。
- 国内暗号資産取引所（BITPOINT）でBTCを購入する
- BTCをXverse Walletに送金する
- XverseからOrdinals Walletへ送金する
BITPOINT公式ページに移動したらビットポイント左メニューにある「入出金」タブをクリックします。
資産一覧画面からBTC出金をクリックします。
出金する暗号資産がBTCの出金であることを確認します。
続いて、送金先であるXverse Walletのアドレスと出金数量を入力します。
自身のXverse WalletからBTC受け取りアドレスをコピーしてください。
コピーしたアドレスと出金数量を入力します。
※最小数量が0.01とはBTCの出金数量が0.01以上は手数料が無料で送金できることを意味しています。
入力内容がOKなら「法令等（外為法・米国OFAC等）の制裁対象への出金に該当しません。」確約しますに同意してください。
確認画面をクリックします。
以下の図は最終確認です。SMSで認証番号を取得している場合にはスマホで受信された認証番号を入力して出金をクリックします。
以上がBITPOINTからXverse WalletにBTCを出金する方法です。
② Xverse WalletからOrdinals WalletへBTCを送金する
続いて、Xverse WalletからOrdinals WalletにBTCを送金する方法を見ていきましょう。
もう少しです。
Ordinals Walletに移動します。
右上にある自身のウォレットアドレスから「Balance」をクリックするとBTC入金画面に移動するので「Receive」から受け取りアドレスをコピーします。
③ Amount（数量）とRecipient（受け取りアドレス）を入力
Xverse Walletを開きます。
Xverse WalletにあるBTCから、BTC BalanceにあるSend（送金）をクリックします。
Xverse Walletに着金した0.01BTCを今度はOrdinals Walletへ送金します。
先ほどOrdinals Walletでコピーしたアドレスと送金する数量を入力します。
※アドレスは必ずコピー＆ペーストで貼り付けてください。アドレスは英数字がランダムに羅列されていて一文字間違うだけで送金はおろかその資産は消滅する可能性があります。
④ Fees（ガス）を確認
このときのガスFeeは6sats/vBです。
トランザクション内容を確認してOKならConfirm（確認）をクリックします。
トランザクションがビットコインネットワークにブロードキャスト（Broadcasted）されました。
以上で完了です。
数分したらOrdinals Walletを確認してみましょう。
なかなか着金されない場合でも30分ほど待てば送金されてくると思うのでしばらく待ってみましょう。
Ordinals WalletにBTCが着金
Ordinals WalletのBalanceを確認してみるとXverse walletから送金した0.01BTCが無事に着金しているのが以下の画像から分かります。
以上がXverse WalletからOrdinals WalletにBTCを送金する方法です。
今後ビットコインウォレットの需要は確実に増えるので今のうちから基本的な使い方をマスターしておきましょう。
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よくある質問
ここでは、ビットコインウォレットについてよくある質問にお答えします。
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