最近流行のOrdinals(ビットコインNFT)やBRC20トークンまた、2024年にローンチしたRunesプロトコル(Runeトークン)などを管理するためには必ずビットコインウォレットが必要です。
なぜなら、これらのトークンはビットコイン上に刻まれているトークンであり、支払いはすべてビットコイン(BTC)で決済されるためです。
そこで、今回はウォレットの中でも人気の高いOrdinals Walletの作成手順を解説していきます。
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Contents
そもそもOrdinals(オーディナルズ)とは何か?
Ordinalsはイーサリアム上で発行されるNFTではなく、ビットコイン上で発行されるNFTです。
ビットコインの最小単位である”satoshi”にデータを記録することでNFTを作成しています。ここが一番の大きな相違点になります。
また、正確にはNFTではなく「デジタルアーティファクト」と呼びます。デジタルアーティファクトは2023年にOrdinalsプロトコルが開発されたことで誰でもビットコイン上にNFTが発行できるようになりました。その後、実験的に作られたトークンがBRC20トークンです。
さらに、2024年四月ビットコイン半減期と同時にRunesプロトコルがローンチしています。
Ordinalsがよく分からない人はこちらの「Ordinalsって何?ビットコインNFTについて解説」で学んでおきましょう。
※2023年1月にOrdinals ProtocolでOrdinals(ビットコインNFT)の新規発行ができるようになり、3月には匿名のDomo氏による実験的な開発からBRC-20トークン規格が誕生しています。
PWA(プログレッシブウェブアプリ)
Ordinals WalletはPWAを採用しています。
通常スマホでアプリを使う際には、AppstoreやGoogleplay Storeでインストールして使うと思いますが、PWAはアプリをインストールするのではなく、WEBからインストールします。
PWAのメリットはアプリをインストールしなくてもアプリと同じ感覚で使えることです。使い方は簡単でサイトを開いてホーム画面に追加するだけです。
Ordinals Wallet注意点
Ordinals Walletを使う上で注意することがあります。
OrdinalsWalletの役割はトークンの購入、保管、別のウォレットに転送できることです。
- ビットコイン(BTC)の送受信ができる
- マーケットでトークンを購入できる
- BRC-20、Ordinals、Runeトークン、TAPトークンなどの保管や転送ができる
- Inscribe(新規発行)できる
Ordinals Walletの役割はBRC-20トークンやOrdinals(ビットコインNFT)、Runeトークンの保管や転送ができることです。もちろんビットコイン(BTC)の送受信もできます。
トークンを管理する上での注意点はBRC20トークンやTAPトークンをリストしたり他のウォレットに転送する際には保有しているトークンをInscribeする必要があることです。
※Runeトークンはその必要はありません。
また、Ordinals Walletはビットコイン専用ウォレットであり、ETH系NFTは管理できないので注意してください。
Ordinals Walletにイーサリアム系のトークンを転送した場合、消滅する恐れがあります。
Ordinals Walletの作り方
それでは早速、Ordinals Walletの作り方を解説していきます。
1.CONNECTをクリック
OrdinalsWallet公式サイトへ移動したら右上にあるCONNECTをクリックしてください。
2.Create new Walletをクリック
Wallet作成画面になるのでCreate new Wallet「新規で作成」をクリックします。
ウォレットを復元する時には「restore」から復元します。
3.PassWordを入力
パスワードを入力します。
パスワードは確認のため再度入力します。
4.Recovery Phraseを保管
続いて、12個の英単語が表示されるので1~12の英単語を番号順にしっかりメモ(記録)してください。
この英単語はリカバリーフレーズやパスフレーズと呼ばれており、ウォレットを復元する際に必要です。
リカバリーフレーズ(鍵)を紛失した場合、ウォレットの復元は100%不可能です。
リカバリーフレーズは紙に記録して自分だけが知っている場所に保存するのが一番安全な方法です。
5.Test
下図はリカバリーフレーズのコピーがしっかりとれているかのテスト(確認)です。
指定された3、6、9、12番に先ほどのリカバリーフレーズを入力していきます。
6.Success
入力した単語がすべて正解している場合には下図のようにSuccess「成功」と表示されます。
以上でOrdinalsWalletの作成は完了です。
Ordinals WalletにBTCを送金する方法
作成したOrdinals WalletにBTCを送金する手順
BTC(ビットコイン)をOrdinals Walletに入金する流れは以下のようになります。
- 国内の取引所でBTCを購入する
- 国内の取引所で購入したBTCをビットコインウォレット(XverseWallet)へ送金する
- ビットコインウォレット(XverseWallet)からOrdinalsWalletへ送金する
2024年5月時点で国内の取引所からOrdinals WalletにBTCを送金できるのはGMOコインのみです。
GMOコインを利用しないで送金する場合には、上述の通りXverse Walletなど個人間でやり取りできるウォレットを介してBTCを送金します。
Xverse Walletの作成方法はこちらの「Xverse Walletの作成とBTCを入金する方法」をご覧ください。
今回はXverse Wallet経由でOrdinals WalletにBTCを送金する方法を解説します。
現在、GMOコインのみがTaprootアドレスに対応していますが、今後どうなるか分からないのでこの手順も理解しておきましょう。
BITPOINTはBTC最低出金数量が他の国内取引所と比べて0.005BTC(※2024年5月時点)とかなり低く設定されています。
0.005~20BTCまでは送金手数料が無料となっているので気になる人はBITPOINT公式ページを確認してみましょう。
※最低出金数量は変わる可能性があるので事前にチェックが必要です。
BTC送金手順(BITPOINTを例に解説)
STEP.1
BITPOINT公式ページに移動したら左メニュー「入出金」タブをクリックします。
資産一覧画面からBTC出金をクリックします。
STEP.2
続いて、Xverse Walletに移動してのアドレスを確認します。
ReceiveからBTC受け取りアドレスをコピーしてください。
STEP.3
再びBITPOINTに戻りXverse WalletでコピーしたBTC受け取りアドレスを入力します。
続いて、出金数量を入力します。
※最低出金数量は変わる可能性があります。
入力内容がOKなら「法令等(外為法・米国OFAC等)の制裁対象への出金に該当しません。」に同意して出金しましょう。
これでBITPOINTからXverse WalletにBTCを送金できます。
STEP.4
最後のプロセスであるXverse WalletからOrdinals WalletにBTCを送金していきます。
作成したOrdinals Walletに移動して「Receive」からBTCアドレスをコピーします。
STEP.5
続いて、Xverse WalletのBTC送金画面に先ほどOrdinals Walletでコピーしたアドレスと送金したい数量(0.01BTC)を入力します。
アドレスは英数字がランダムに羅列されており、1か所抜けるだけで送金できなくなります。そのためアドレスは必ずコピペしてください。
STEP.6
Fees(ガス)を確認しておきましょう。
ガスはビットコインネットワークが混雑しているほど高騰する傾向にあります。手数料が高すぎる時には少し様子を見ましょう。
このときのガスFeeは6sats/vB(激安)です。
トランザクション内容を確認してOKならConfirm(確認)をクリックします。
トランザクションがビットコインネットワークにブロードキャスト(Broadcasted)されました。
以上で完了です。
しばらくしたらWalletを確認してみましょう(今回は30分ほどで着金)
Ordinals WalletのBalanceを確認してみると0.01BTCが入金されているのが分かります。
最低出金数量が他の国内取引所よりも低く設定されているBITPOINTをこの機会にチェックしてみよう。
よくある質問
ここでは、ビットコインウォレットについてよくある質問にお答えします。
ぜひ、この機会にOrdinals Walletを作っておこう!