Ordinals Wallet(bc1pアドレス)にBTCを送金するにはTaprootに互換性がないと送金することができません。国内でOrdinalis Walletに対応している取引所は現時点でGMOコインのみとなっています。
ですが、GMOコインを利用しなくてもOrdinals WalletへBTCを送金することは可能です。
結論から言えば、個人間でやり取りできるウォレット(Xverse Wallet)を介することで送金することができるようになります。
今回はその方法を解説していきます。
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そもそもビットコインアドレスとは?
そのそもビットコインアドレスにはどのような種類があるのか?について解説しておきます。
他にもいくつか存在しますが大きく分けると以下のようになります。
アドレスの頭が『1』から始まるレガシーアドレス、『3』から始まるSegwitアドレス、『bc1q』から始まるNativeSegwit(Bech32)アドレス、『bc1p』から始まるTaprootアドレスに分かれています。
で、双方に互換性がないと送受信できません。
例えば、GMOコインがOrdinals Wallet(bc1pアドレス)にBTCを送金できるのはTaprootアドレスに互換性を持っているからです。
ビットコインウォレットにBTCを送金する際には事前に取引所がどのアドレスに対応しているのか調べておきましょう。
アドレスに互換性があるかどうかで送受信できるかどうか決まります。
Ordinals WalletにBTCを送金する方法
すでにGMOコインのアカウントがある人はGMOコインからBTCをOrdinals Walletへ送金すればOKです。
Taprootアドレス『bc1p』に非対応の国内取引所を利用する場合にはXverse Walletを経由してBTC送金すると便利です。
ちなみにビットバンクやビットポイントはNativeSegwit『bc1q』に対応しています。
Xverse Wallet(ビットコインウォレット)はSegwitアドレスやNativeSegwitアドレス、Taprootにも互換性があるので一つ作成しておくと便利に利用することができます。
この機会にXverseWalletを作成しておきましょう。
Unisat WalletはAddress Type変更で対応できる
Unisat Walletは同じビットコインウォレットですが、設定からAddress Typeの変更ができます。この設定から上述したアドレスへの変更が可能になっています。
Unisat Walletに送金する場合には国内取引所に対応しているアドレスに切り替えてBTC送金すればOKですが、Ordinals WalletはこのAddress Typeの切り替えができません。
そのためXverse Walletなどのビットコインウォレットを経由してBTCを送金する以外に方法はありません。
GMOコインの口座がない人はビットコインウォレットを作成しておくことでOrdinals WalletにBTCを送金させることができます。
この機会にXverseWalletを作成しておきましょう。
Xverse Walletの作成方法は以下の記事で解説しています。
Xverse Wallet経由でOrdinals WalletにBTCを送金する方法
早速、Xverse Wallet経由でOrdinals Wallet(『bc1p』から始まるTaprootアドレス)にBTCを送金する方法を解説していきます。
ここではBTC手数料が無料で送金できるBITPOINTを例に解説していきます。
最小数量が0.005BTCから送料無料で送金できるBITPOINTはおすすめです。
一連の流れは以下のようになります。
1、ビットポイントでBTCを購入します。2、BTCをXverse Walletに送金します。3、Xverse WalletからBTCをOrdinals Wallet(bc1pアドレス)へ送金します。
以上の3つをクリアします。
これでOrdinals Wallet(Taprootアドレス)にBTCを送金させることができます。
BITPOINTは最小出金数量が0.005BTCから無料
BTCを送金する際にかかる手数料は気になるところです。実際、手数料が無料となっている取引所は多いですが出金数量が大きな取引所も少なくありません。
この最小出金数量がBITPOINTは0.005BTC※1(2024年5月時点)となっています。
※1 BTC最小出金数量は変わる可能性があるので、事前確認が必要です。
2024年5月時点でのBTC価格は約11,000,000円なので、今のレートで0.005BTCは約5.5万円になります。
例えば、GMOコインだとBTC最小出金数量が0.02BTCなので、送料無料にするためには今のレートで約22万円必要となります。
気になる人はBITPOINT公式ページをチェックしてみましょう。
①ビットポイントでアカウントをつくります
BITPOINT公式ページに移動してアカウントをつくり、Ordinals Walletに送金するためのBTCを購入します。
まずは、トップページからメールアドレスを作って登録を完了させましょう。
②トップページからBTC買うをクリックします
BTC「買う」にカーソルを移動させます。
③BTCを購入します
BTCを購入したい額を入力します。
問題がなければ確認画面からBTCを購入しましょう。
この操作がBTCを購入する過程において一番簡単な方法ですが、スプレッドといって取引所が取得する手数料が掛かってしまいます。
トレード以外に無駄なお金を使いたくない人は多少面倒ですがトレードでBTCを購入してください。
余計な手数料をすべてなくしたい人はトップページ左メニューよりBITPOINT PROを選択してトレードでBTCを購入することをおすすめします。
BITPOINT PROは下図を見て分かるように板取引になっていてユーザー同士で売買する取引方法です。
必ず売買したい画面(BTC)にしてから指値注文で購入するようにしましょう。
※指値注文とは売り買いの値段を指定して注文を出していくトレード方法です。
上図よりBTC買い付け可能額の範囲内で購入価格と購入数量を入力し、「買う」をクリックします。
はじめは戸惑うかもしれませんが数回もやればそのうちに慣れます。
以上がBITPOINTでBTCを購入する方法です。
続いて、購入したBTCをXverse Walletに送金していきます。
Taprootアドレス『bc1p』に非対応な取引所を利用する際には、個人間でやり取りできるビットコインウォレットを利用すると便利です。
購入したBTCをXverse Walletに送金する
トップページにあるメニュー『入出金』をクリックします。
BTCの『出金』をクリックします。
Xverse Wallet側にあるBTC受け取りアドレスを下のBITPOINT側アドレス欄に入力します。
下図はBTC最小数量が0.01BTCとありますが、この数量は変わる可能性があります。2024年5月時点ではBTC最小数量は0.005BTCです。
取引前に事前に確認する必要があります。
OKなら『確認画面』からBTCを送金します。
BTCアドレス入力は手入力ではなく必ずコピぺしてください。
羅列文字が一文字抜けるだけでBTCは送金されませんので気を付けてください。
『暗号資産を承りました』で完了です。
しばらくしたらXverse WalletにBTCが入金されているか確認してみてください。
以上、BITPOINTで購入したBTCをXverse Walletに送金する方法です。
Xverse WalletからOrdinals WalletにBTCを送金
いよいよ最後の行程です。
Xverse WalletからOrdinals WalletにBTCを送金していくので、Xverse WalletからBTC送金画面にして受け取りアドレスを貼り付けましょう。
Ordinalis Walletの受け取りアドレスは丸で囲んだアドレスです。
この受け取りアドレスをXverse Wallet側に貼り付けてBTCを送金しましょう。
Xverse Wallet側から送金したBTCがOrdinals Walletに入金されたと思います。
最後に
今回はXverse Walletを経由してOrdinals WalletへBTCを入金させる方法を解説してきました。
今後についてはOrdinals WalletがUnisat WalletのようにAddress Type変更で対応してくるのか分かりませんが、現時点ではGMOコインの口座を開設するかXverse Walletなどのビットコインウォレットを介してBTCを送金する以外に方法はなさそうです。
最後までありがとう
Xverse Walletを経由してOrdinalsWalletにBTCを送金していきます。