ALEXはDEXと呼ばれている分散型の取引所です。中央集権的な取引所(CEX)とは違いウォレットひとつでブロックチェーン上でやり取りができるSuperAppです。
この記事では、DeFiで基本操作のひとつSwap(スワップ)方法とトークンが稼げるファーミング方法を解説していきます。
基本操作の前に簡単にALEXのメリットをご紹介しておきます。
Contents
ALEX(分散型取引所)を使うメリットってあるの?
一つ目、もっとも大きなメリットがグローバルな取引ができることです。特定の国や地域に限らずインターネットがあればどこからでも利用できます。
二つ目がスタッキングやイールドファーミングで報酬を得られる点です。スタッキングプールにステイクしたり、ファーミングプールに流動性を提供することでALEX基軸通貨のALEXやatALEXが報酬として貰えます。得られたALEXはブリッジ機能を使ってBTCに交換することもできます。
3つ目は口座開設が不要な点です。中央集権型取引所(CEX)は名前や住所登録をして口座開設するまでに一定時間を要しますが、自身のP2Pウォレットを作ればそんな面倒なことをする必要はないです。DEXを利用するには対応ウォレットを作くり暗号通貨を入金させるだけOKです。
ALEX DEXは2022年1月にローンチした分散型取引所です。Stacksブロックチェーン上に作られた信頼関係のないパーミッションレス自由参加型EXです。また、この他にも様々な機能が実装されていて、ローンチパットやBRC-20のオーダーブック取引、XLINK Bridge機能(BSC、Ethereum)にも対応してます。
- Ethereum、BSCとStacksを繋ぐブリッジ機能の導入
- Bitcoinで決済される世界初のオーダーブック、B20の導入
- 韓国有数の取引所Bithumbや大手取引所Gate、MEXC等への上場
- X(旧Twitter)で10万6千フォロワー、Discordで5万5千メンバーで、コミュニティを強固なものにしている(2024年4月時点)
- Stacks上に構築されているdAppsが持つTVLのうちALEXは92%以上を占めている
2023年には韓国有数の取引所Bithumbへ上場したことでこの動きは今後も加速していきそうです。ユーザー数も増え続けている中でNakamotoリリースや大手取引所に上場が続くとなるとALEX価格上昇にも期待が持てますね。ちなみにALEXはまだバイナンスに上場していません。
SNSやDiscordフォロアー数も着々と増加しており期待度の高さが伺えるプロジェクトです。
ALEXを利用するには国内取引所で口座を開設しBTCを購入します。購入したビットコイン(BTC)をXverse Walletに送金してALEXにconnect(繋げる)すればOKです。
ビットポイントならBTC送金手数料が無料です。
この機会にBITPOINT公式ページをチェックしてみよう。
Swap(トークンの交換)のやり方
それでは早速ALEXの基本的操作の一つであるSwap(トークンの交換)方法を解説していきます。
ALEXをウォレットに接続する
まずは、ALEX公式ページに移動して右上にある「CONNECT WALLET」から自身が使用するウォレット(Xverse Wallet)を選択しパスワードを入力してALEXにコネクトします。
今回はXverse Walletを接続しています。
Swap(交換)したいトークンを選ぶ
Swap(スワップ)はすでに保有しているトークンを他のトークンに交換することです(リストされているトークンと保有しているトークンの交換)です。
今回はSTXをsUSDTに交換してみたいと思います。
保有しているSTXトークンを選択したら「Select token」から交換するトークンを選びます。
※STXをsUSDTへ交換
Swapを実行する
STXを何枚sUSDTへ交換するのか数量を設定します。
STXの数量を入力するとsUSDT側の値は自動的に入力されるようになっています。
下図ではSTXの枚数を100枚とし、47.523506枚のsUSDTに交換すること意味しています。
数量が設定できたら確認して丸印のConfirmをクリックします。
承認のためのパスワードを入力
ConfirmをクリックするとXverse Walletで承認を求められるのでパスワードを入力してウォレットのロックを解除します。
以上がトークンSwapの方法です。
Farming(ファーミング)方法
続いてはFarmingの方法です。
まずは、Poolでファーミングしたい2つのトークンペアを探します。このときのトークンペアはSIP10,BRC20,STX20,Stable Swap,MEMEの中から選択できます。
- poolから流動性を追加するトークンを選択します(今回はSTX-ALEX/報酬はALEXとatALEX)
- Add LiquidityからSTX-ALEXのLPトークンを作成する
- 作成したLPトークンをfarmでステーキングする
今回はSTX-ALEXペアでファーミングするまでの手順を解説します。
LPトークンをファーミングプールに一定期間預けることでガバナンストークンALEXを報酬として貰えます。
※LPトークンとはSTX-ALEXが同価値になるように一つにまとめたトークンのことです。
poolから流動性を追加するトークンを選択(STX-ALEX)
丸で囲んだSTX-ALEX Mainをクリックする。
※流動性を追加するとプールのシェアに比例して、このペアのすべての取引から手数料を獲得できます。手数料はプールに追加され、リアルタイムで発生し流動性を引き出すことで請求できます。
続いて、LP:STX-ALEXの「Add Liquidity」からLPトークンをつくります。
流動性を追加するには条件があり、2種類のトークンは等価(同じ価値)にする必要があります。
選択した2種類のトークンは等価になるように調整するのですが、通常、どちらか一方を入力すると片方は自動的に入力されます。
下図を見てもらうと2種類のトークンはほぼ同じ価格になっているのが分かります。
STX90枚、ALEX877.5837枚となり、LPトークンの受け取り枚数は769.2410枚となっているのが分かります。
確認したらConfirmをクリックします。
このトランザクションの確認には少なくとも 約 10~30 分かかります。
遅いと思われるかもですがビットコインブロックチェーン上で決済されているので承認時間はビットコインとほぼ同じです。
余談ですが、ビットコインのレイヤー2として機能するStacks(スタックス)、Nakamotoリリースによりトランザクション処理が格段に速くなる予定です(約5秒)。当然ですが、ALEX処理時間も約5秒で完結します。
最後にXverse Walletで承認すれば流動性の追加は完了です。
このあと作成したLPトークンをStaking(ステーキング)します。
LPトークンをトークンをステークしてより多くの報酬を獲得する
farmからLPトークン「+Stake LP」をクリックします。
下図のピンク画面をクリックすると作成したLPトークンの詳細が表示されるので、「+Stake LP」をクリックします。
※ファーミングに対して受け取る APower の量は、報酬される $ALEX の量の 0.3 倍になります。
数量の入力とステーキングサイクルを決める
ステーキングしたい数量を入力し、ステーキング期間を4、8、12、24、32サイクルから選択します。
※1サイクルは約4日です。
サイクル期間が長くなるほどAPRは高くなりますがステーキングはサイクルが終わるまで解除できないので注意してください。
- 4サイクル
- 8サイクル
- 12サイクル
- 24サイクル
- 32サイクル
※STX-ALEX-1 (AMM1.1) トークンをステーキングすると、トークンはステーキング サイクルが終了するまでロックされます。
確認したらConfirmをクリックします。
現在ファーミングには、LeatherWalletで確認する必要ありですが、そのうちXverseWalletのみで対応可能になると思います。
といってもやり方は簡単なので心配しないでください。
Xverse Walletで使ったシードフレーズをダウンロードしたLeather Walletに入力するだけです。これで同期されますので。
あとは承認の際にLeather Walletで確認すればOKです。
以上がLPトークンをステーキングして報酬を貰う方法です。
質問
ALEXはクオンツビジネスを築いてきた優秀な人材が多い
ALEXに携わっている人は優秀な人材が多いようです。
ALEXはウォール街で数十億ドルのクオンツビジネスを築いてきた優秀な人材が立ち上げたプロジェクトのようで、FoundingTeamには、Chiente Hsu氏、Rachel Yu氏、Chan Ahn氏がいます。
ALEXコアチームの一人Hadan氏もゴールドマンサックスで10年以上の経験を積んでいたようです。
これだけのメンバーで構成されたプロジェクトとあって開発がもの凄い勢いで構築されていくのも納得です。機能実装にもスピード感がありますね。今後半減期も迎えてビットコインが盛り上がるほどALEXや他のビットコインDeFiも熱くなること必至です。トレンドに乗るためにも早めに触っておくといいことあるかも。
最後に
Ordinalsプロトコル実装以降やBRC20,Bitmap,Atomicals,ORC20,Trac,BRC100など今後をリードしそうなプロジェクトが誕生しています。ビットコインは既に従来の価値保存の領域を完全に抜け出しているのかもしれません。いずれビットコインレイヤー2の存在は無視できないものになるずです。
最後までありがとう
スワップ方法とファーミングのやり方を覚えてこの機会に活用してみましょう。