Runeプロトコルは4回目のビットコイン半減期を迎えると同時にローンチされました。
開発者はCasey Rodarmor（キャシーロダーマ）氏であり、Rodarmor氏はOrdinalsプロトコルの開発者でもあります。
どちらもビットコイン上でトークンを作成できるプロトコルであることに違いはありませんが、Runesはトークンの新規発行や管理をより簡素化できるメリットがあります。
2024年5月30日時点RuneトークンDOG・GO・TO・THE・MOON（＄DOG）は時価総額1位で価格は＄0.0078㌦ATH更新中でまさにmoonです。
Runesプロトコルで発行されるRunesトークンを購入するにはビットコインウォレットが必要です。
ビットコインウォレットの作成は簡単ですのでこちらの記事「Xverse Walletの作成と基本的な使い方」を参考に作っておきましょう。
Contents
Casey Rodarmor氏によって新たにRunesプロトコルが開発
冒頭で言ったようにRuneトークンはビットコイン上で作成できるトークンのことです。
従来ビットコイン上でトークンやNFTを作成することはできませんでした。そのためトークンやNFTと聞くとEthereumブロックチェーンやSolanaチェーンで作成されたものが多数を占めていました。
もともと、ビットコインは価値を保存するものとして扱われてきたのです。
ですが、2023年1月にCasey Rodarmor氏がOrdinalsプロトコルを開発したことで誰でも簡単にビットコインNFTが作成できるようになりました。
同年3月にはDomo氏が実験的に作ったBRC20トークンによりビットコイン上に新たな規格（BRC20）が誕生しています。
これによりビットコイン上にも新たな規格のBRC20トークンが発行できるようになったのです。
しかし、Domo氏はこのBRC20トークンについて「今後BRC20トークンが安全に取引できる可能性は低い」「トークンを大量に発行してお金を無駄にしないでほしい」などと警告しているのを覚えています。
BRC20トークン誕生からおよそ1年後のことです。
Casey Rodarmor氏によって新たにRunesプロトコルが開発されました。
Runesプロトコルはブロック高840,000でローンチされていますが、これはビットコインの４回目の半減期と重なります。
Runes（ルーンズ）Protocolの特徴
では早速、Runesプロトコル特徴を見ていきましょう。
- UTXOモデル
- OP_RETURN
- Etching
UTXOモデル
UTXOとは未使用トランザクション出力 (UTXO) のことで簡単に言うとウォレットのBTC残高です。
例えば、トランザクションを実行すると入力が消費され出力として新たなUTXOが生成されます。
この生成されたUTXOは未使用（残高）またはトランザクションで使用されます。RunesはUTXOモデルを使用してトークンを作成および転送します。
OP_RETURN
また、RuneトークンはUTXOモデルとOP_RETURNオペコードを利用しており、OP_RETURNフィールドに追加情報を入れることでブロックチェーンへの負荷を少なくしています。
つまり、ネットーワークの負荷を軽減させるためUTXOの増加を抑制しています。
Etching
RunesプロトコルでRuneトークンを作成するにはEtchingを行います。
トークンを作成する際トークンの名前やシンボル、供給量などをBitcoinトランザクションの OP_RETURN フィールドを使って情報を追加します。
トークンを複数ミントするにはこのEtching後になります。ミントは条件付きのクローズドまたは誰でもミント可能なオープンミントのいずれかです。
Runes（ルーンズ）Protocolのメリット
- ビットコインの代替通貨
- ブロックチェーンの肥大化を抑える
- マイナー手数料の増加
- Lightning Network（レイヤー2）と連携
ビットコインの代替通貨としてその実用性が広がる
オフチェーンを必要とせずにビットコイン上に直接データを記録することができる。また、ビットコインの代替通貨としてその実用性が広がり、ビットコインネットワークに新規ユーザーや優秀なチームプロジェクトが集まることでさらにビットコインエコシステムが拡張する。
Runesを使用することでイーサリアムのようなオフチェーンデータを必要とせずに、ビットコインネットワーク上でトークンを簡単に作成および管理できる。
ブロックチェーンの肥大化を最小限に抑える
RunesプロトコルはOP_RETURN領域を使用してブロックチェーンの肥大化を最小限に抑えることでブロックチェーンへの負荷を少なくしています。
マイナー手数料の増加
すでに4回目のビットコイン半減期は過ぎましたが今後、半減期が訪れるたびにマイニング報酬は半分に減っていきます。
ですが、マイナーはマイニング報酬とは別に手数料が徴収できるため、Runeトークンの流動性が増加することで収益を補填できる可能性があります。
レイヤー 2との互換性（Lightning Networkと連携）
Lightning Network（レイヤー2）と連携することで安くて速いトランザクション取引が可能になり、使いやすさは格段にアップする。
Runeトークンを購入する方法
Runeトークンを購入するためにまずは、ビットコインウォレットを作成しましょう。
おすすめのビットコインウォレットはXverse Walletです。
ウォレットが作れたらRuneトークンを購入できるマーケットプレイスを利用して買いたいトークンを選択して支払いをウォレットで行います。
人気のあるマーケットプレイスのリンクを以下に貼っておきます。
Runeトークンはビットコイン上で作成されたトークンのため決済はすべてビットコインで行います。
このため初めて購入する場合国内の取引所でBTCを入手しておく必要があります。
国内の取引所で人気があるコインチェックやBITPOINT
、【PR】bitbank（ビットバンク）
公式ページをこの機会にぜひチェックしてみてください。
Runesプロトコルにはどんな特徴があるのか一つずつ見ていきましょう。