国内暗号資産取引所は、どこを利用するべきなのか迷っていませんか?とくに、初心者の方は情報が多すぎて迷いがちです。
そこでこの記事では、一番分かりずらい手数料についてご紹介します。
Contents
手数料って何?
ひとえに手数料と言ってもさまざま手数料があることをご存知でしょうか。
基本的に取引所はユーザーから手数料を貰って利益を得ているので、何をやるにも手数料が掛かってきます。
ですので、手数料はなるべく省きたいというのがユーザー側の本音です。
そもそも、手数料を支払うものには、なにがあるのでしょうか。
支払う手数料には、以下のようなものがあります。
口座入金の際にかかる手数料
Coincheck口座を開設したあと、暗号通貨を購入するための原資となる資金を入金しますが、この際に発生する手数料が入金手数料です。
では、入金手数料にはどのくらい掛かってしまうものなのか?順を追って説明します。
まず、入金するには3つの方法があります。
- 一つはコンビニ入金
- 二つ目は、クイック入金
- 三つめは、銀行振り込み
下の図は、支払い方法とその手数料の詳細ですが、以下の図をご覧いただくたと、コンビニ入金とクイック入金に関しては、3万円未満で手数料が770円掛かりますが、銀行振り込みのみ無料となっています。
銀行振り込みのみ無料で入金できますが、口座に振り込む際の手数料は掛かります。
振り込み手数料は自身で負担することになるんだ!
完全無料とはいきませんのでご注意ください。
分かりやすく図にまとめましたので、ご覧ください。
支払い方法 | 手数料 |
---|---|
コンビニ入金(入金額から手数料が差し引かれる) | 3万円未満→770円 3万円以上30万円以下→1,018円 |
クイック入金(同上) | 3万円未満→770円 3万円以上50万円未満→1,018円 50万円以上→入金額×0.11+495円 |
銀行振り込み | 無料ですが、振込手数料はこちらで負担 |
続いて、取引(売買)する際にかかる手数料についてご説明します!
取引(売買)手数料
取引手数料は暗号資産(暗号通貨)を買ったり売ったりするときにかかる手数料のことです。
取引所によっては無料または有料のところがありますが、Coincheckは、取引(売買)手数料が無料となっています。
ここで抑えておきたいポイント
スプレッドとは?
スプレッドが高い!スプレッドが広い!などをよく耳にすることがありますが、そもそも、このスプレッドとは何なのでしょうか。
スプレッドを一言で言うと、
『買った瞬間に損する』手数料
です。
スプレッドは、
購入したときの価格から売却したときの価格を引いた手数料
のことを指します。
このスプレッドは取引所の基準値や相場の状況によっても変わってきますよ!
つまり、販売所で購入した場合、購入直後から余分な手数料が取られていることになります。
つまり、値動きがない状態で売却したとしても実質、損をしているのと同じことです。
なぜなら、すでに購入価格に取引コスト(スプレッド)が含まれているからです。
このスプレッドを回避する方法はないの?
あります!
スプレッドを回避する方法
実は、スプレットを回避する方法は簡単です!国内の取引所で口座を開設したら取引所を利用して暗号通貨を購入します。
Coincheckの場合は口座を開設してアカウント登録をしないと利用することができません。
取引アカウントから現物取引で注文価格と数量を入力し、購入します。
Coincheckは無料で登録できますので、この機会にぜひ。
販売所と取引所の違い
では、販売所と取引所の違いはどこにあるのでしょうか?
販売所は、
Coincheckとユーザー間で取引きをする
場所です。
取引所は、
ユーザーとユーザー間で取引きをする
場所です。
スプレッドを回避するにはユーザーとユーザー間で取引きをすればOKです!すなわち、取引所を利用すればスプレッドを回避することができるのです。
理由は簡単で、
希望するレートで注文を出せる
からです。
売り注文と買い注文のレートがマッチすれば交渉は成立し取引は完了です。
ですが、取引所での流動性が低くかったり、購入レートが低すぎると、いつまでも取引が成立しないことがあります。
その点、販売所は手数料(スプレッド)が掛かる代わるにすぐに約定されるといったメリットがあります。
入金手数料(暗号通貨)
暗号通貨入金手数料とは、ビットコインやアルトコインを外部ウォレットからCoincheckに入金する際にかかる手数料のことです。
Coincheckは暗号通貨を入金する際の手数料は無料です。
この入金手数料は多くの取引所で無料になってますね。
送金手数料(暗号通貨)
Coincheckは送金する場合に、それぞれの暗号通貨によって手数料が変わる変動制を採用しています。
暗号通貨を送金する場所って?
暗号通貨を送金する場所は主に、
- 個人間でやり取りできるウォレット(XverseやUnisat)
- CEX(暗号資産取引所)
になります。
送金手数料とは、口座に保有してあるビットコインなどを個人間でやり取りできるウォレットやCEXに送金する際に掛かる手数料です。
送金手数料
Coincheckで取り扱っている暗号通貨の送金手数料は以下のようになります。
下図を参考にしてみてください。
BTC(ビットコイン) | 0.0005 BTC |
ETH(イーサリアム) | 0.005 ETH |
ETC(イーサリアムクラシック) | 0.01 ETC |
LSK(リスク) | 0.1 LSK |
XRP(リップル) | 0.15 XRP |
XEM(ネム) | 0.5 XEM |
LTC(ライトコイン) | 0.001 LTC |
BCH(ビットコインキャッシュ) | 0.001 BCH |
MONA(モナ) | 0.001 MONA |
XLM(ステラルーメン) | 0.01 XLM |
QTUM(クアンタム) | 0.01 QTUM |
BAT(ベーシックアテンション) | 130.0 BAT |
IOST(アイオーエスティー) | 1.0 IOST |
SAND(サンドボックス) | 42.0 SAND |
XYM(ジム) | 1.0 XYM |
DOT(ポルカドット) | 0.1 DOT |
CHZ(チリーズ) | 223.0 CHZ |
LINK(チェーンリンク) | 3.0 LINK |
DAI(ダイ) | 25.0 DAI |
MKR(メーカー) | 0.038 MKR |
MATIC(ポリゴン) | 0.1 MATIC |
AXS(アクシーインフィニティ) | 5.0 AXS |
IMX(イミュータブル) | 15.0 IMX |
WBTC(ラップドビットコイン) | 0.000918 WBTC |
AVAX(アバランチ) | 0.1 AVAX |
BRIL(ブリリアンクリプト) | 1.5 BRIL |
ちなみに、Coincheck口座からCoincheck口座への送金手数料は無料となっています。
Coincheckのメリットの一つですね。
手数料変動制とは?
手数料変動制とはいったい何なのでしょうか?
BTCを例に説明します。
まず、一番上のBTCの送金手数料を見てもらうと、0.0005BTCとなっているのが分かると思います。今のレートで言うと、およそ5,000円くらいですかね。
変動制とは、ビットコインネットワークの混雑によって手数料が変わるってことです。
なので、BTC送金時にはビットコインネットワークの混雑具合を確認しておくといいでしょう!
というのも、取引量が多くなり、ネットワークが混雑すればするほど、マイナーによる承認作業に時間がかかり、同時にガス代も高騰します。
このガスの高騰具合によって手数料も変わってくるのが、手数料変動制です。
ネットワーク手数料については、下の図を参考にしてみてください。
送金手数料 | ネットワーク手数料 |
---|---|
0.0005BTC | 0.0005BTC未満 |
0.001BTC | 0.0005BTC以上0.001BTC未満 |
0.002BTC | 0.001BTC以上0.002BTC未満 |
0.004BTC | 0.002BTC以上0.004BTC未満 |
0.008BTC | 0.004BTC以上0.008BTC未満 |
0.016BTC | 0.008BTC以上 |
昨今はビットコインエコシステムの開発が進んでいるので、BTC送金時は要チェックですね!
ビットコインの場合で見てみてましゃう。
まずネットワーク手数料が、0.0005BTC未満の場合、送金手数料も0.0005BTCて同じです。
しかし、ネットワーク手数料が、0.0005BTC以上0.001未満の場合、送金手数料が0.001BTCに変動します。
一見すると、ユーザーが不利益を生じているように感じますが、ユーザーにとってメリットがあります。
変動制を導入するメリットは、
- ネットワークの遅延防止
- 緩和
といった目的があります。
変動制を導入することで、ユーザーに安定したサービスを提供できる配慮がされているわけですね。
大手取引所と比較
では、ここからは国内の暗号資産取引所でも大手のbitbank、BITPOINT、DMM BitcoinでBTC送金手数料を比較してみます。
国内暗号資産取引所 | BTC送金手数料 | 取引(売買)手数料 | |
---|---|---|---|
Coincheck | 0.0005BTC | 販売所無料 取引所無料 | |
BITPOINT | 無料(最低数量0.005BTC) | 販売所無料 取引所無料 | |
DMM Bitcoin | 無料(最低数量0.02BTC) | 販売所無料 取引所形式なし BitMatch:通貨によって異なる | |
bitbank(ビットバンク) | 0.0006BTC | 販売所無料 取引所(Maker-0.02%Taker0.12%) |
Coincheck(コインチェック)0.0005BTC
Coincheck公式ページ
上の図で暗号資産取引所大手4社の送金手数料を比較してみると、Coincheck(コインチェック)0.0005BTCで、bitbank(ビットバンク)が0.0006BTCほど掛かります。
Coincheckは以前より送金手数料は下がりましたが、2024年6月時点でBTC価格が1千万円を超えていますので一回の送金で掛かる手数料としては決して安いとは言えません。
bitbank(ビットバンク)が0.0006BTC
また、bitbankも同様で一回の送金で掛かる手数料が0.0006BTCほど掛かっています。現BTCレートから一回の送金につき、およそ6,000円ほど掛かる計算になります。
また、bitbankは販売所が無料
さらに、取引所(Maker-0.02%Taker0.12%)でメイカー注文すれば、マイナス分の手数料を貰うこともできます。
BITPOINTは最低出金数量0.005BTC
BITPOINT公式ページ
また、BITPOINTとDMM Bitcoinは無料となっていますが、BTCの最低出金数量が決まっています。
例えば、BITPOINTは出金数量が0.005BTC~20BTCの範囲で定められています。
この場合、最低出金数量以上のBTC送金を行えば、送金手数料は無料になります。
DMM Bitcoinは最低出金数量0.02BTC
DMM Bitcoin 公式ページ
DMM Bitcoinの場合はその手数料の基準値が0.02BTCだということですね。
また、DMM Bitcoinは取引所形式で売買できない特徴がありますが、BitMatchでコストを掛けずに取引が可能です。
結局どこの取引所がいいのか?
結論から言えば、送金手数料は無料が一番好ましいのですが、それ以上に見栄えや機能の使いやすさ、さらには暗号通貨銘柄の上場数などそれぞれの特徴を生かしたよさがあります。
自分の気に入った使いやすい国内の取引所を探せることが一番です。
今回は一例としてCoincheckをご紹介しましたが、この記事を最後までご覧いただき参考にしていただけたなら幸いです。ありがとうございました。
今回は、国内取引所の中でも人気の高い、Coincheckの手数料について解説します。